『lab 〜すむ〜』観劇の感想的ななにか

タイトルは「感想日誌」にしようと思ったんですが怒られる気がしたので止めました。実は自分日誌凄く楽しく読んでいました。人によって文章の書き方も内容も様々で読んでいて面白かったです。皆さんの仲の良さがひしひしと伝わってきました。
という事で今回はact orch No.5 『lab ~すむ~』 を観劇させて頂いたのでその感想(と呼べるものになるかは分かりません)を書いていければと。圧倒的主観とネタバレを含みますのでご容赦。

まず驚いたのは舞台と客席の近さ。こんな近い環境は初めてでした。この距離で演じられるともう否が応でも感情移入してしまいます。のめり込んでしまいました。近いからこそわかるちょっとした息遣いであるとか、少しの所作も細かく見られるこの環境はすごく面白いなと思いました。演じる側からしたら客が近すぎてやり辛そうだな、とも思いましたが。笑

そしてなにより劇の内容。もう凄かったです。ぶっちゃけた話をすると最初はどういう事なのかよく分かりませんでした。最初に配られた相関図を見なかったからですかね。え、幽霊なの?この白ズボンの人達は何?喪服みたいな服の人達はなんなの?こんな感じで頭の中はクエスチョンマークでいっぱいでした。ですが徐々に話の内容が掴めてくると、もうそこからは面白くて仕方がありませんでした。各時代がだんだん交錯していく所、台詞で時代が変化する所、各時代を繋げている幽霊の存在。もうたまんないですね。時代同士の繋がりを見つけた時の感動たるや。頭の中がもう爆発しそうでした。それくらい色々な事を考えさせられました。普段自分は劇にしろ映画にしろ作品を見た時は基本一度見れば満足してしまうんですが、この作品はもう2、3度観たくなりました。また違う発見が沢山あるんだろうな、と。観れば観る程面白くなる作品な気がしています。私の主観でしかありませんが。

そして演者さんの声がとても良かったです。自分は放送部に所属しているので、普段から人の声をよく注意して聞いているんですが、演者さんの声が皆さん本当に聞いていて心地が良いのです。普段学校で接している時から良い声だなぁと思っていた人も、今日初めて声を聞いた人も、なんであんなに声が良いのでしょうか。不思議です。羨ましい限り。
学校とかでも最近結構言っている事なんですが、自分中園みなみちゃんの声が凄く良いなと思っていて。落ち着いているのに感情が乗っているなと思うし、言葉一つ一つを大切にしている感じがして凄く好きなんです。特に彼女の「〜なんです。」みたいな言葉の時の最後の「です」の部分の「す」が残る感じがもう最高に良いです。あれは彼女だからこそのものだと思います。自分にはあんなのできません。本当に素晴らしいと思います。
これ以上この話を続けると逮捕されそうなのでこの辺にしておきますが、彼女に限らず他の演者さんも皆さん色々声が特徴的で、それが役にピタリとハマっていて、本当に感動しました。ぜひうちの部活のラジオドラマに参加して欲しくなりました。笑

終演後のカフェタイムで演者さん(と言っても同じ学校の人だけでしたが)と話したんですが、話していて思ったのがみんな凄く楽しんでいたんだな、という事でした。みんな目が輝いていたんです。本当に。
本来なら関わることのなかった人と、一緒に稽古に励んで本番自分の役を精一杯演じ切る。それはとても大変なことだけど、その分やりがいも凄まじいんだろうなと思いました。その熱量みたいなものが観ていて凄く伝わってきた作品でした。熱量が凄すぎたのか押入れの戸を破壊してた人もいましたが。笑
パスタも凄く美味しかったです。全品制覇は叶いませんでしたが食べてみたかったです、ビスケッシュもカレーも。



明後日は自分の本番があります。この作品の中にも見習いたい部分が沢山ありました。吸収できるところは吸収して、良いものをお届けできるように頑張りたいと思います。演者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

拙く語彙力も無い感想というのはおこがましい文章でしたが、読んで頂きありがとうございました。