「re:diary」「re:mix」終演の感想のようなもの

3/20、科目修了公演「re:diary」「re:mix」が無事終演を迎えました。見に来てくださった方本当にありがとうございました。その感想を書きたくなったので書いてます。少し日が空いてしまっていますし、文章がおかしい部分も多々あると思いますがご愛嬌という事でどうかひとつ。
案の定ネタバレと圧倒的主観が入ります、ご容赦。


「re:diary」の感想ですが、まず観ていて思った事。
「ええ話や...」
ほんとに良い話ですよね。カナメ、タツミ姉妹のエモさよ。仲直り出来てよかった。。。
笑える部分もしっかりあるのに最後はほろっと泣ける。良い作品だなぁ...。
演者さんの演技力も凄い。実は講堂で場当たりしたの本番当日が初めてらしいですよ?それであのクオリティですからね。凄い。凄すぎる。心から尊敬します。
自分最後の方にある麹町さんと江戸川橋先生の会話のシーンが凄く好きで。なんか見てて凄くほっこりするんですよね。心に染み入るというか。あそこは自分の中ではかなりの名シーンです。

「re:diary」、観ていて凄く楽しかったです。演者の皆さん本当にお疲れ様でした。大したこと書けなくてごめんなさい。



ここからは「re:mix」の感想です。長くなりそう。

自分の役ですが、まさかの債務者。台本を貰った時思わず笑ってしまいました。先生にやりたい役を聞かれた時に「関西弁のウェイ」って答えたんですが、それがどうして債務者になるのかと。でも台本を読んでみるとたしかにウェイなんですよね。びっくり。そしてまあ殴られる蹴られる。系列組唯一の男とはいえあんまりじゃありませんこと?まあ楽しかったんですけどね。なんかこの言い方語弊がありますね。役をやっていて楽しかったということです。決して殴られたり蹴られたりが楽しかった訳では......ありません。はい。
この富沢という役、演じるのに苦労しました。債務者という役柄上、あまり声を張らない方が良いと言われたのですがこれがなかなか難しかったです。どうしても舞台に立つと声を張ってしまって、富沢の持つ立場の弱さがなかなか表現出来ませんでした。
また、富沢という役はメリハリが大事だなと思っていて。債務者という立場の弱い部分、そしてウェイ系というはっちゃけた部分。この2つを一人の人間に落とし込まなければいけない。大変でした。
他にも、自分で言っておいてあれなんですが関西弁は難しかったです。観ている人達に違和感を与えない自然な関西弁はなかなか苦労しました。終演後「ほんとに関西の人かと思った」と言われた時はめちゃめちゃ嬉しかったです。関西の人からしたらちゃんちゃらおかしい関西弁だったとは思いますが...笑


練習は本当に大変でした。台詞は飛ぶわ立ち位置はよく分からんわでなかなか上手くいきませんでした。特に女豹のチームはなかなか全員集まることが出来ず、不安がいっぱいでした。ですが回数を重ねる毎にどんどん良くなっていくんです。みんなの底力というか、なにか凄いものを感じました。みんな凄い。凄いよ。

本番はあっという間でした。気づいたら終わっていました。本番だし、と思って最初の靴下のシーン(シーン...?)思いっきりやったんですが好評だったみたいですごく嬉しいです。観た人が最初に笑ってもらえる部分でもあったので。
見に来てくださった方がたくさん笑ってくれて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

ここからは「re:mix」の演者さんについて思うことを一人一人書いていこうかな、と。と言っても大したことは書けませんが。

大伝馬  練習を重ねる毎に役がハマっていった筆頭。練習すればするほど良くなってました。「と〜み〜ずぅあ〜わ〜」最高。

佃  子供思いのおばあちゃん。でも債務者には容赦せず殴りますね。歩き方が気持ち悪くて最高。関西弁が不安だったけど全然問題無かったです。

明石  台詞覚えが早かった印象。役もピッタリハマってました。所々の所作が綺麗で凄く尊敬してました。でも債務者の事は殴るんですよね。

浜  なかなか声が張れず不安が結構あったけど、本版は声も出てたし本当によかった。豹、カラスと長ゼリフが多かったけど本当に凄い。実は唯一債務者に手を挙げなかった闇金業者でもある。

トヨミ  先生から少し言われただけであそこまで出来るのは本当に天才だと思う。凄く難しい役だったと思うけど、完全に自分のものにしてて素晴らしかった。いつも自分の役について凄く真摯に考えているなぁと思います。尊敬。

室  序盤友達想いの良い奴、後半友達想いのヤベー奴。2度殴るシーンが好きすぎる。役に自分を合わせるのが上手いなぁって心から思います。熱い感じも上手に表現されてて凄い。凄いです。

月島  練習では優しさが滲み出ちゃっててキックのシーンが不安だったのを本番で蹴散らしてくれたドSクオリヤー。普段と役に入った時の声のギャップが最高。

本願寺  イケメン。ずるい。役に入った時の目が凄く好き。なんか凄く良いんですよねぇ。あとQポーズが凄く似合ってた。立ち居振る舞いがスラッとしていて羨ましい。

シジョウ  役が本人にすごく似合ってたと思う。台詞覚えも早いし、動きもしっかり把握してて凄いな、といつも思ってました。言ったことないけど。本番のアレは完全に事故。

聖ロカ  一番のコメディエンヌ。台詞を覚えるのが本当に大変だったと思うけど、しっかり落とし込んでて凄い。言い方とか動きとか、本当に尊敬。正直あんなに出来るのが羨ましくてしょうがない。

横山  最初は声がなかなか出てなくて不安だったけど練習する事にどんどん役にハマっていって驚いた。ミックス前と後のギャップがもう最高、ヒヒッ。

馬喰  今回の作品の中で一番役がハマっていたと思う。この役はこの人にしか出来ないな、と心から思った。ロボット首がたまらなく好き。笑顔での毒舌がこんなに似合う人他にいます?

箱崎  衣装が一番似合ってた。タイホーーーーは何回聴いても笑っちゃう。あれはずるい。ずるすぎる。殺人幇助に公務執行妨害、本番で言えてみんなでガッツポーズしたのは良い思い出。笑

湊  馬喰と同じくらい役がハマっていたと思う。台詞の一つ一つが何故か面白い。飄々とした動きが凄く良い。あと個人的に声が凄く好き。あの声で不意によっちゃんイカとか言われたら笑わない訳ない。

ヒビヤ  背中にランドセルが見えるくらい小学生が似合ってた(褒めてる)。涙プールでの個人メドレーが本当に最高。背泳ぎからバタフライに移行するところが好きだったりする。

丸の内  一度神様になったハイパーマルチクリエイター。本人も言っていたけど、役と凄く似ているんだと思う。役だけど役じゃない、そんな風に感じた。あと、さ行の言い方が個人的に好み。

入船  この人の声も凄く好みだなぁ。「トヨミは...何をするんだ......」「李徴大迷惑」の台詞がたまらなく最高。言い方、表情、完璧だと思ってる。

堀留  表情の変化が凄くて尊敬。圧が強い演技がたまらない。衣装も凄く似合っていた。声のふわふわ感も良い。堀留って感じ。役にピタリとハマってた。

八丁堀  いるだけで、喋るだけで面白い。羨ましい。ずるい。ほんとに。表情、声、言い方、全てがぶっ飛んでる。面白さではもう絶対に適わないと思わされた。ちょっと悔しい。

京橋ツヅリ  誰よりも役に対して考えていたと思う。他にツヅリちゃんを出来る人は絶対にいない。断言出来る。落ち着いている所から好きなことの話題になった時のギャップ。最高。あと何度でも言う。声。声よ。


上からになってしまった部分が多々あり本当に申し訳ない...。ただ自分が本当に思った事です。許してつかあさい。
さて、これ以上書くともう誰も読んでくれない(そもそもここまで読んでくれた人がいるのか...?)と思うのでこの辺で終わりにします。
最後に渡辺先生。ここまで自分達を連れてきて下さり、素晴らしい作品を作って下さり、たくさんのアドバイスをして下さり、もう感謝してもしきれません。渡辺先生だったからこそ、演劇の授業がここまで楽しく出来ました。本当に、本当にありがとうございました。
来年度もよろしくお願いしますね!ね!


本当に長く、そして拙い文章でしたが読んで頂きありがとうございました。


『lab 〜すむ〜』観劇の感想的ななにか

タイトルは「感想日誌」にしようと思ったんですが怒られる気がしたので止めました。実は自分日誌凄く楽しく読んでいました。人によって文章の書き方も内容も様々で読んでいて面白かったです。皆さんの仲の良さがひしひしと伝わってきました。
という事で今回はact orch No.5 『lab ~すむ~』 を観劇させて頂いたのでその感想(と呼べるものになるかは分かりません)を書いていければと。圧倒的主観とネタバレを含みますのでご容赦。

まず驚いたのは舞台と客席の近さ。こんな近い環境は初めてでした。この距離で演じられるともう否が応でも感情移入してしまいます。のめり込んでしまいました。近いからこそわかるちょっとした息遣いであるとか、少しの所作も細かく見られるこの環境はすごく面白いなと思いました。演じる側からしたら客が近すぎてやり辛そうだな、とも思いましたが。笑

そしてなにより劇の内容。もう凄かったです。ぶっちゃけた話をすると最初はどういう事なのかよく分かりませんでした。最初に配られた相関図を見なかったからですかね。え、幽霊なの?この白ズボンの人達は何?喪服みたいな服の人達はなんなの?こんな感じで頭の中はクエスチョンマークでいっぱいでした。ですが徐々に話の内容が掴めてくると、もうそこからは面白くて仕方がありませんでした。各時代がだんだん交錯していく所、台詞で時代が変化する所、各時代を繋げている幽霊の存在。もうたまんないですね。時代同士の繋がりを見つけた時の感動たるや。頭の中がもう爆発しそうでした。それくらい色々な事を考えさせられました。普段自分は劇にしろ映画にしろ作品を見た時は基本一度見れば満足してしまうんですが、この作品はもう2、3度観たくなりました。また違う発見が沢山あるんだろうな、と。観れば観る程面白くなる作品な気がしています。私の主観でしかありませんが。

そして演者さんの声がとても良かったです。自分は放送部に所属しているので、普段から人の声をよく注意して聞いているんですが、演者さんの声が皆さん本当に聞いていて心地が良いのです。普段学校で接している時から良い声だなぁと思っていた人も、今日初めて声を聞いた人も、なんであんなに声が良いのでしょうか。不思議です。羨ましい限り。
学校とかでも最近結構言っている事なんですが、自分中園みなみちゃんの声が凄く良いなと思っていて。落ち着いているのに感情が乗っているなと思うし、言葉一つ一つを大切にしている感じがして凄く好きなんです。特に彼女の「〜なんです。」みたいな言葉の時の最後の「です」の部分の「す」が残る感じがもう最高に良いです。あれは彼女だからこそのものだと思います。自分にはあんなのできません。本当に素晴らしいと思います。
これ以上この話を続けると逮捕されそうなのでこの辺にしておきますが、彼女に限らず他の演者さんも皆さん色々声が特徴的で、それが役にピタリとハマっていて、本当に感動しました。ぜひうちの部活のラジオドラマに参加して欲しくなりました。笑

終演後のカフェタイムで演者さん(と言っても同じ学校の人だけでしたが)と話したんですが、話していて思ったのがみんな凄く楽しんでいたんだな、という事でした。みんな目が輝いていたんです。本当に。
本来なら関わることのなかった人と、一緒に稽古に励んで本番自分の役を精一杯演じ切る。それはとても大変なことだけど、その分やりがいも凄まじいんだろうなと思いました。その熱量みたいなものが観ていて凄く伝わってきた作品でした。熱量が凄すぎたのか押入れの戸を破壊してた人もいましたが。笑
パスタも凄く美味しかったです。全品制覇は叶いませんでしたが食べてみたかったです、ビスケッシュもカレーも。



明後日は自分の本番があります。この作品の中にも見習いたい部分が沢山ありました。吸収できるところは吸収して、良いものをお届けできるように頑張りたいと思います。演者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

拙く語彙力も無い感想というのはおこがましい文章でしたが、読んで頂きありがとうございました。


実技授業発表会、表活のお話

2月20日に行われた実技授業発表会、その中でも表活の感想をタラタラと自己満足で書いていこうかなと。自分は出た側ですが、そっちの視点からの感想も書きますのでどうぞよしなに。多大なネタバレ、そして圧倒的主観を含みますのでご容赦。



今回の表活の作品名は「エンドレス」。タイトルだけではどんな内容かイマイチ分からない感じになってました。内容ですが、一言で言うならば「社畜」ですかね。社畜が現実に絶望して理想に逃げるも、結局現実に引き戻されて倒れてしまう。簡単に言えばこんな感じの内容でした。

自分は今回ありがたいことに(男子が1人だったというのも大いにありますが)メイン的な役割をやらせて頂きました。以前、目立たせて貰えるなら目立ちたいとは言っていたものの、まさかここまでの役割を与えて貰えるとは思っておらず最初はビビりましたね。ですが与えられたからにはやりきるしかないと、自分なりの全力で臨みました。皆さんの目にはどう映りましたかね?(後述しますが、途中で苦しみながらよろめくシーンがあるのですが二日酔いに見えた方もいるようで、自分の表現力の無さに絶望しました。笑)


本番を見て頂いた方には分からないかと思いますが、実はあの形にまとまったのは結構ギリギリだったりします。確か本番一二週間前くらいじゃなかったでしたかね。それまではパート毎の振りは纏まっていたものの、最後のユニゾンの部分がなかなか決まらなかったんです。それを考えると、よくあの短い期間であそこまで纏めたなぁと、本当に皆の凄さを実感しますね。


ここからは各パートの感想になります。


オフィスワーカー

ストーリーの起点になる部分です。自分が唯一振付のある踊りをしている部分でもあります。笑

最初の元気に仕事をしている部分からだんだん仕事が嫌になってきて倒れていく、という構成になっています。衣装もオフィスワーカー感溢れる感じで踊ってました。自分はグレーのスーツだったのでめちゃめちゃおじさんでしたが。最初はなかなか振り付けが決まらず、紆余曲折ありながら決めていきました。元気な部分の振り付けはすごく可愛らしいものになっていると思いますが、如何だったでしょうか?


現実

仕事が嫌になったオフィスワーカーにさらに現実を突きつける悪い奴らです。衣装、曲ともにクールで、全体的にカッコイイ感じですね。女子の皆さんはときめいたのではないでしょうか。笑

途中からは自分に現実を見せつける、押し込めるような振り付けになっています。自分は真ん中で頭を抑えてよろめいてるだけなのでよく見れていなかったのですが、ビデオで見ると結構速い振りですよね、凄い。


理想

ストーリーの中では「転」の部分でしょうか。

衣装、曲、振り付け、どこもしなやかで美しい感じがします。ほんと「理想」を綺麗に表現してて凄いです。美しい。

自分の理想という設定だったので、自分は舞台の端でアホな顔して座ってたんですがビデオで見るとまあ邪魔ですね自分。どっか行けって感じですほんと。ただ最後の部分の振り付けめちゃめちゃ好きなのでそこだけやりたい。ほんと好きですあそこ。やるたび鳥肌立ちますね。


ニゾン

「転」から「結」の部分です。

自分的にここが一番好きです。自分はほぼ俯いてるんですけどね。

今までのパートが全員で踊ります。構成としては理想、オフィスワーカーがどんどん現実に染まっていくといった感じです。パート毎の振り付けも取り入れつつ、最初はバラバラだった振り付けが揃っていくところが本当に好きです。振り付けもかなり難しく、並びや振り付けを決めるのに一番時間がかかったパートでもあるんですが、その分かなり良いものになったのではないかな、と。


ラスト

ストーリーの「結」の部分ですね。

自分以外のオフィスワーカーが倒れ、現実、そして現実に染まってしまった理想に見られながら仕事をし、最後は自分も倒れてしまう。そう、バッドエンドです。バッドエンドをやってみたいという意見が多かったので、形になって良かったなと思います。後ろで自分を見てる人達のシルエットが本当に怖くてゾクゾクします。良いですねぇ、好きです、こういうの。曲はオフィスワーカーで使った曲を変調して使うことで、タイトルの「エンドレス」を印象づけることを狙いました。結構怖く仕上がったのではないでしょうか?

自分も倒れ暗転した後、背景に「エンドレス」に表示される「あなたは、どう思いますか?」の文字。タイトルも回収できたのかな、と。



パート毎の感想終わり



自分は、今回この作品に参加することが出来て本当に良かったと心から思います。皆で作り上げた「エンドレス」という作品。皆さんの目にはどう映ったでしょうか?

皆さんの心に何か一つでも残るものがあれば良いなと思います。


拙く長い文章でしたが読んで頂きありがとうございました。